「NISAってよく聞くけど、どう始めたらいいの?」
「NVIDIAみたいな成長企業に投資したいけど、リスクが怖い…」
そんな初心者の不安を、この記事でやさしく解消します。
NISAを使えば、少額からでも非課税で世界のAI・半導体企業に投資できます。
今回は、NVIDIA投資の始め方とNISAを活用するコツを具体的に解説します。
1. NISAとは?初心者でもわかる基本の仕組み
NISA(ニーサ)は、「少額投資非課税制度」のことです。
通常、投資で得た利益には約20.315%の税金がかかりますが、NISA口座を使えばこの税金がゼロになります。
2024年に制度が新しくなり、非課税期間は無期限になりました。
また、年間投資上限は「つみたて投資枠120万円」「成長投資枠240万円」の合計360万円。
最大1,800万円まで非課税で保有できます(出典:金融庁)。
つみたて枠では、低コストで長期運用に適した投資信託が対象です。
一方、成長投資枠では、株式やETFなどを自由に購入できます。
つまり、投資信託でNVIDIAを含むファンドを積み立てつつ、個別株としてNVIDIA株を買うことも可能なのです。
項目 | 旧NISA(〜2023年) | 新NISA(2024年〜) |
---|---|---|
非課税期間 | 5〜20年 | 無期限 |
年間投資上限 | 一般NISA:120万円 | 360万円(つみたて+成長) |
非課税総額 | 800万円 | 1,800万円 |
ロールオーバー | 必要 | 不要 |
NISAを使う最大のメリットは、税金を気にせず「長く・コツコツ」運用できる点です。
貯金の一部をNISAにまわすだけでも、将来の資産形成に大きな差が出ます。
2. 投資信託でNVIDIAを間接的に応援しよう
「個別株を買うのはハードルが高い」という方には、投資信託がおすすめです。
なかでも人気が高いのが、eMAXIS Slimシリーズ。
世界中の企業に分散投資できる「オール・カントリー」や、米国市場に集中する「S&P500」が代表的です。
NVIDIAのような半導体・AI企業を含むファンドも多数存在します。
ファンド名 | 信託報酬(年率) | 主な投資先 |
---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 約0.057% | 米国・日本・新興国を含む3000銘柄超 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 約0.09% | Apple、NVIDIA、Microsoftなど米国500社 |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 約0.14% | 株式・債券・REITを均等に分散 |
出典:三菱UFJアセットマネジメント、モーニングスター
どのファンドも「低コスト・分散・長期運用」に強く、NISAでの積立に最適です。
オルカンならNVIDIAを含む世界中の企業に、S&P500なら米国のトップ企業群にまとめて投資できます。
より詳しく知りたい方は、関連記事
👉 投資信託でエヌビディアに投資する方法
もあわせてご覧ください。
3. どの証券会社で始める?口座開設の選び方
NISAを始めるには、まず証券口座の開設が必要です。
代表的な3社を比較すると、それぞれに特徴があります。
証券会社 | 特徴 | おすすめタイプ |
---|---|---|
SBI証券 | 低コストで投資信託・米国株に強い | 幅広く分散したい人 |
楽天証券 | ポイント投資ができ、スマホ操作が簡単 | 投資を生活に取り入れたい人 |
マネックス証券 | 海外株に強く、情報量も豊富 | NVIDIAなど個別株に興味がある人 |
どの証券会社でも新NISAに対応しています。
初心者なら、操作がわかりやすくサポートが充実している「楽天証券」または「SBI証券」がおすすめです。
公式サイト:
SBI証券 /
楽天証券
4. シミュレーションで見る!貯金と投資の差
たとえば、毎月1万円を20年間積み立てた場合を比較してみましょう。
銀行貯金(年利0.01%)と、NISAを活用した投資信託(年利5%の場合)では、これだけの差が生まれます。
積立額(月) | 貯金(年利0.01%) | 投資(年利5%) |
---|---|---|
1万円 | 約240万円 | 約416万円 |
3万円 | 約720万円 | 約1,248万円 |
5万円 | 約1,200万円 | 約2,080万円 |
数字で見ると、複利の力は圧倒的です。
「時間」と「非課税」を味方につければ、少額からでも未来の資産を作ることができます。
5. NVIDIA株をNISAで買うには?
「NVIDIA株を直接買いたい」という方は、成長投資枠を使います。
米国株を扱う証券会社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券など)で、外国株式口座を開設すればOKです。
実際の手順は以下の通りです。
- 証券会社の口座を開設し、「新NISA口座」を申し込む
- 米国株取引口座を追加開設
- 日本円をドルに為替交換(自動で対応する証券会社もあり)
- 「NVIDIA(ティッカー:NVDA)」を検索して購入
NVIDIA株はAI・半導体業界の中核企業として人気が高い一方、株価変動も大きいです。
そのため、まずは「全世界株式やS&P500で分散投資 → 少額でNVDAを追加購入」がおすすめです。
関連記事もどうぞ:
👉 NVIDIA株の買い方完全ガイド
6. 投資のメリットとリスクを整理しよう
NISA投資には多くの利点がありますが、リスクも理解しておくことが大切です。
- メリット:利益が非課税、複利効果を最大化、少額から始められる
- デメリット:元本保証がない、為替リスク、損益通算できない
特に注意したいのは「集中投資リスク」。
NVIDIAだけに全資金を投じると、値動きの影響を受けやすくなります。
インデックス投資で安定を図りながら、一部を成長銘柄にまわす「分散投資」が基本です。
7. 最新トレンドと市場の動き
2025年は「新NISA元年」から1年半が経過し、投資信託の積立額が過去最高を更新中。
eMAXIS Slimシリーズの純資産総額は8兆円を超え、NISA人気ランキング上位を維持しています。
また、NVIDIAを含むS&P500指数も前年比+18%と堅調。
インデックス投資を中心とした長期運用がトレンドになっています(出典:Bloomberg)。
より詳しい市場分析は
👉 NVIDIA株価分析2025|今後の見通しと投資判断
で確認できます。
8. まとめ|NISAで未来のチャンスをつかもう
投資は難しくありません。
まずは少額から始め、NISAで非課税の恩恵を受けましょう。
オルカンやS&P500を中心に積み立てながら、余裕資金でNVIDIAのような成長株を加える。
それが、AI時代を生きる投資家のスマートな第一歩です。
初心者に最も大切なのは「早く・無理なく・続ける」こと。
今こそ、自分の未来に投資してみませんか?
よくある質問(FAQ)
NISA口座を持っていないと投資信託は買えませんか?
通常の課税口座(特定・一般)でも購入できますが、NISAを使えば利益が非課税になります。初心者はNISAから始めるのが有利です。
NVIDIA株はつみたてNISAで買えますか?
つみたてNISAでは投資信託しか買えません。NVIDIA株を直接買う場合は「成長投資枠」を利用してください。
投資信託と個別株、どちらが安全ですか?
投資信託は多数の企業に分散投資するため、リスクが抑えられます。個別株はリターンが大きい反面、値動きも激しくなります。