NISA・資産運用

NISAを始めるには証券口座が必要?初心者向けの開設ステップ

青と緑を基調にした未来的背景に、貯金箱と金貨、上昇するグラフと光の流れが描かれ、「NISAを始めるには証券口座が必要?」という白いテロップが中央に配置された画像。

「NISAを始めたいけど、口座ってどうすればいいの?」。そんな初心者の疑問に答えます。
結論から言えば、NISAを始めるには証券口座の開設が必須です。本記事では、制度の仕組みから証券口座開設の手順、初心者におすすめのファンドまで、やさしく解説します。

1. NISAとは何か?制度の基礎をやさしく理解

NISA(ニーサ)とは、「少額投資非課税制度」のこと。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を使えばこれが非課税になります。
2024年から「新NISA」がスタートし、制度が大きく変わりました。現在は「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つを併用できます。

詳しくは以下の記事で枠の違いと使い方を図解しています。
👉 【新NISA対応】つみたて・成長投資枠の違いと使い方を徹底解説

項目 つみたて投資枠 成長投資枠
年間投資上限 120万円 240万円
合計上限(年) 360万円
生涯非課税枠 1,800万円(うち成長枠1,200万円まで)
対象商品 低コストの長期向け投資信託 株式・ETFなども対象

非課税期間は無期限で、売却した分は枠が再利用できます。長期投資を続けるには理想的な制度です。

2. NISAを始めるには証券口座が必要な理由

NISAは銀行の口座だけでは利用できません。証券口座を開設して、その中にNISA口座を併設する必要があります。
証券会社が金融庁の認可を受けて運用しているため、非課税の管理や投資商品の取り扱いが可能になるのです。

証券口座には3種類あります:

  • 特定口座(源泉徴収あり/なし)
  • 一般口座
  • NISA口座(非課税)

すでに証券口座を持っている方も、別途NISA口座の申請が必要です。口座開設にはマイナンバーカードや本人確認書類が使われます。開設までの期間は通常1〜2週間程度です。

制度と口座の関係を詳しく知りたい方はこちらも参考に。
👉 投資信託とNISAの違いを解説|初心者でもわかる始め方ガイド

3. 証券口座開設のステップをやさしく解説

  1. 証券会社の公式サイトで「口座開設」をクリック
  2. 氏名・住所・マイナンバー情報を入力
  3. 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)をアップロード
  4. 審査完了後、口座IDとパスワードが届く
  5. NISA口座を申し込み、非課税設定を有効化

最近はオンライン本人確認(eKYC)対応が進み、最短1日で開設できる証券会社もあります。
楽天証券やSBI証券では、スマホアプリで完結できます。

4. 初心者に人気の投資信託3選

口座を作ったら、次はどんな商品を買うかを考えましょう。
初心者にはインデックス型の投資信託が人気です。運用コストが低く、長期で安定的に資産を増やせます。

ファンド名 信託報酬 特徴
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.05775% 日本を含む全世界に分散投資。安定志向。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.09372% 米国の主要500社に集中。成長重視。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 0.143% 株・債券・REITを均等に配分。低リスク型。

これらのファンドは多くの証券会社で購入できます。特にSBI証券と楽天証券は取扱数・手数料の両面で優秀です。

5. シミュレーションでわかる「複利の力」

仮に毎月1万円を年利5%で20年間積み立てた場合、将来の資産額は約365万円になります。
同じ金額を貯金(年利0.01%)で積み立てた場合は約240万円。投資のほうが約125万円も多い結果です。

👉 関連記事:30代からでも遅くない!投資信託×NISAで未来をつくる方法

6. リスクと注意点を知っておこう

投資にはリスクもあります。代表的なのは次の4つです。

  • 価格変動リスク(基準価額が下がる可能性)
  • 為替リスク(ドル円の動きで影響を受ける)
  • 信託報酬(運用コスト)
  • 税制変更リスク(将来の制度改正)

ただし、長期・分散・積立を意識すればリスクは抑えられます。
「怖い」と感じる方は、こちらの記事を読んで不安を解消しましょう。
👉 「投資って怖くない?」初心者の不安をゼロにする完全ガイド

7. 2025年以降のNISA最新動向

新NISA制度が始まって2年目。利用者数は2,600万口座を突破しました(金融庁発表)。
低コストのインデックスファンドや「オルカン」人気が続いており、NISAの資金流入は拡大中です。
金融庁は今後、ETF要件の見直しや利便性向上を進める方針を示しています。

出典:金融庁 NISA特設ページモーニングスター

8. まとめ|まずは口座を開設して1歩を踏み出そう

NISAは「投資を始めたい」と思った人が最初に選ぶべき制度です。
必要なのは証券口座の開設だけ。少額でも、今から始めることで将来の差は大きく変わります。
焦らず、まずは1本の投資信託からスタートしてみましょう。

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よくある質問(FAQ)

NISAを始めるには証券口座が必要ですか?

はい。銀行口座だけではNISAを利用できません。証券会社の口座内にNISA専用の非課税口座を開設する必要があります。

証券口座の開設にはどのくらい時間がかかりますか?

オンラインでの本人確認(eKYC)なら最短1日、郵送手続きの場合は1〜2週間ほどかかります。

すでに証券口座を持っている場合はどうすれば?

既存の証券口座でNISA口座を追加申請できます。金融機関を変更する場合は、手続き後に新しい口座で非課税投資が可能です。


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