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「NVIDIAってよく聞くけど、今から買っても遅くないの?」そんな不安を持つ初心者の方は多いです。だからこそ本記事では、NVIDIA株の成長ストーリーとリスクを、新NISAや投資信託とセットでやさしく整理します。読み終わるころには、「自分はどう始めるのが良いか」がイメージできるはずです。
筆者メモ:私は個人投資家として、新NISAや投資信託でコツコツと長期積立を続けています。その中でNVIDIA関連銘柄や半導体ファンドも実際に保有してきました。本記事では一次情報や公式データをもとに、初心者の方にも伝わる言葉で整理していきます。
【全体像】NVIDIA株価とNISA投資をどうつなげるか
まず前提として、NVIDIAはAI半導体の主役企業です。だからこそ株価も長期で大きく伸びてきました。けれども、だからと言って「今すぐ全力で買えばOK」という単純な話ではありません。
なぜなら、個別株には値動きの大きさというリスクがあるからです。一方で新NISAでは、投資信託やインデックスファンドを使って、NVIDIAを含む広い株式市場に分散投資できます。つまり「NVIDIAの成長ストーリーに乗りつつ、リスクは抑えたい」という考え方が大切になります。
たとえば、直接NVIDIA株を買う方法もあります。また、NVIDIAを多く組み入れた投資信託や半導体ETFに投資する方法もあります。さらに全世界株式やS&P500に投資することで、NVIDIAを含む広い市場全体に乗るというアプローチも可能です。
このように選択肢が多いからこそ、まずは制度の仕組みと投資信託の基本を理解することが重要です。そこで次の章では、新NISAと投資信託の基礎を初心者向けに整理します。
新NISAと投資信託の基本をやさしく理解しよう
新NISAは、投資で得た利益に税金がかからない制度です。通常は売却益や配当に約20%の税金がかかります。しかし新NISA口座で買った対象商品は、その税金が非課税になります。だからこそ長期で資産形成をしたい人にとって、とても相性が良い制度です。
さらに新NISAでは、非課税で保有できる期間が無期限になりました。以前のNISAは「一般NISA5年」「つみたてNISA20年」という期限がありました。しかし今は、いったん新NISAで買った商品は、売るまでずっと非課税です。だからタイミングに追われず、落ち着いて長期投資を続けやすくなりました。
また年間の投資枠も決まっています。つみたて投資枠と成長投資枠という2つの枠を組み合わせて使う形です。たとえば、「毎月の投資信託の積立はつみたて投資枠」「個別株やETFは成長投資枠」というように使い分けるイメージです。
投資対象にも違いがあります。つみたて投資枠では、一定の条件を満たした長期・積立向きの投資信託だけが対象です。一方で成長投資枠では、個別株やETFも含め、より幅広い商品が選べます。だからこそNVIDIA株や半導体ETFなどは成長投資枠で扱うケースが多くなります。
初心者のうちは、まずつみたて投資枠を中心に検討するのがおすすめです。なぜなら、あらかじめ金融庁が条件を定めた投資信託だけが対象となるからです。つまり「長期・分散・低コスト」の基本に沿いやすく、失敗しにくい入り口になりやすいのです。
さらに詳しい制度の違いや口座の作り方は、次の記事で図解しています。あとでゆっくり読んでみてください。
【新NISA対応】つみたて・成長投資枠の違いと使い方を徹底解説
また、「そもそも投資が初めてで不安」という方は、こちらの超入門記事もおすすめです。投資で失敗しやすいポイントを先に知っておくと、心構えが変わります。
「投資って怖くない?」初心者の不安をゼロにする完全ガイド
初心者でもできるNVIDIA投資の3つの入り口
では、実際に初心者がNVIDIAの成長ストーリーに乗るには、どんな方法があるのでしょうか。ここでは、難易度とリスクのバランスを見ながら、3つの入り口を整理します。
① 成長投資枠でNVIDIA株を直接買う
1つ目は、成長投資枠を使ってNVIDIA株をそのまま買う方法です。これは最もシンプルで分かりやすい手段です。NVIDIAが大きく成長すれば、あなたの資産もダイレクトに増えます。
しかし一方で、株価の上下動もそのまま受けます。短期的には大きく上がることもあれば、急落することもあります。だからこそ「資金の一部だけ」「長期目線で」というルールを決めておくことが大切です。
具体的な買い方や日本からの購入手順は、こちらの解説記事でまとめています。まずは全体の流れを把握しておくと安心です。
NVIDIA株の買い方完全ガイド|日本から投資する手順と注意点
② 投資信託やETFで「間接的に」NVIDIAへ投資する
2つ目は、NVIDIAを多く含む投資信託や半導体ETFに投資する方法です。たとえば、半導体インデックスに連動するETFや、AI・テクノロジー株に分散投資する投信などです。
こうした商品は、NVIDIAだけでなく、AMDやマイクロン、TSMCなど、関連する半導体企業にも同時に投資します。そのため、個別株よりも値動きが少しマイルドになりやすいです。つまり、「個別株は怖いけれど、AI成長の波には乗りたい」という人に向いた選択肢になります。
NVIDIAファン向けに、半導体ETFや関連ファンドを比較した記事もあります。興味があれば、こちらも合わせてチェックしてみてください。
半導体ファンド徹底比較!NVIDIAファン必見のおすすめETF5選
③ 全世界株式やS&P500で「市場全体」に乗る
3つ目は、eMAXIS Slimシリーズのようなインデックス投信を使って、世界株式やS&P500に広く投資する方法です。これらの指数にはNVIDIAも組み入れられています。つまり、個別にNVIDIAを選ばなくても、結果的にその成長の一部を取り込めます。
このアプローチの良い点は、「1本で分散投資が完了する」ことです。たとえば全世界株式なら、先進国から新興国まで幅広い企業に投資します。S&P500なら、AppleやMicrosoftとともにNVIDIAも含む、米国の代表的な500社に分散投資します。
「NVIDIAだけに集中するのは少し不安。でもAI関連の成長には乗りたい」。そう感じる方には、この全世界株式やS&P500へのインデックス投資が、もっとも現実的で続けやすい選択肢になりやすいです。
代表的なインデックス投信3本を比較しよう
ここからは、初心者にも人気の高いインデックス投信を、3本ピックアップして比較します。いずれも新NISAのつみたて投資枠で選ばれやすい、低コストの定番ファンドです。
今回取り上げるのは、次の3つです。
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
それぞれの特徴を表にまとめてみます。
| ファンド名 | 主な投資先 | 信託報酬(年率・税込) | リターン目安※ |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 先進国+新興国の株式全体 | 約0.11%前後 | 1年+20%前後、5年+180%前後 |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 米国大型株500社 | 約0.09%前後 | 1年+25%前後、5年+190%前後 |
| eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 株式・債券・REITを8資産に分散 | 約0.14%前後 | 1年+10%前後、5年+40〜50%前後 |
※リターンは過去の実績の一例です。将来の成績を保証するものではありません。実際に投資する際は、最新の月次レポートや目論見書を必ず確認してください。
オール・カントリーは「世界丸ごと」に投資するファンドです。どの国が伸びるかを自分で予想しなくても、世界全体の成長に乗れます。長期でコツコツ積み立てる前提なら、非常に使いやすい選択肢です。
一方で米国株式(S&P500)は、「アメリカの強さ」に集中するファンドです。AIやクラウド、半導体など、NVIDIAを取り巻く大型テック企業も多く含まれます。そのぶん値動きも大きくなりやすいですが、長期リターンは歴史的にも高水準でした。
そして8資産均等型は、株式だけでなく債券やREITにも分散する安定志向のファンドです。リターンはやや控えめですが、値動きもマイルドです。たとえば、「NVIDIAのような成長株は別枠で少しだけ」「メインは安定型で」という使い方もできます。
この3本のどれを選ぶかは、あなたの「リスク許容度」で決まります。少し攻めたいならS&P500。ほどよく分散したいならオール・カントリー。まずは安定性を重視したいなら8資産均等型。こうしたイメージで考えると選びやすくなります。
ここまでで、「制度の基本」と「NVIDIAに関わる投資の入り口」「代表的なインデックス投信」の全体像を整理しました。次のPart2では、具体的な始め方のステップや、毎月いくら積み立てると将来いくらになりそうかを、シミュレーションを使って解説していきます。
【始め方】NISAで投資を始めるための3ステップ
ここからは、初心者がつまずきやすい「具体的にどう始めるのか」を整理します。実はNISAの始め方はとてもシンプルで、オンラインだけで完結します。
① 証券口座を開設する(スマホで10分)
まず新NISAに対応した証券会社で口座を作ります。必要なものは、本人確認書類とマイナンバーだけです。スマホアプリで手続きができ、最短でその日のうちに口座が有効になります。
証券会社選びで迷ったら、次の記事も参考になります。取扱銘柄や積立設定のしやすさを比較しています。
楽天証券とSBI証券でNISA口座を作るならどっち?比較ガイド
② つみたて設定を行う(1回設定すればOK)
次に購入したい投資信託を選びます。先ほど紹介した「オール・カントリー」「S&P500」などが代表的な選択肢です。買い付け日は自動なので、一度設定するだけで毎月一定額が積み立てられます。
③ ほったらかしで長期運用する
積立は、なるべく触らないほど成功確率が高くなります。値動きが気になる場面もあります。しかし大事なのは「時間を味方にする」ことです。たとえば20年・30年という“長い視点”を持つと、相場の上下も気になりにくいはずです。
積立×複利の威力をシミュレーションで確認しよう
毎月1万円、3万円、5万円の積立を「年利5〜10%」で運用した場合の未来をシンプルに整理します。ここでは簡易モデルですが、長期投資のイメージとして役立ちます。
| 月額積立 | 年利 | 10年 | 20年 | 30年 |
|---|---|---|---|---|
| 1万円 | 5% | 約155万円 | 約411万円 | 約837万円 |
| 3万円 | 7% | 約503万円 | 約1,619万円 | 約4,784万円 |
| 5万円 | 10% | 約956万円 | 約3,600万円 | 約1億1000万円 |
※複利の効果を示す一例です。実際の運用成果を保証するものではありません。
たとえば3万円を年利7%で30年積み立てると、将来は4,700万円を超えます。貯金では到底届かない金額です。だからこそ、複利を活かした長期積立は初心者に最適な投資法なのです。
注意点:知らずに始めると失敗しやすいポイント
投資信託は便利ですが、もちろんリスクもあります。ここでは初心者が特に誤解しやすい注意点を整理します。
① 元本割れリスクは必ずある
株式型ファンドは値動きが大きいです。短期では下落する場面もあります。しかし長期的には成長の恩恵を受けやすい傾向があります。
② 為替リスクも意識しよう
全世界株やS&P500は海外資産を多く含みます。そのため円高・円安の影響を受けます。とはいえ長期でみれば為替は上下するため、そこまで神経質になりすぎる必要はありません。
③ NISAでは損益通算ができない
NISAは利益が非課税になる一方で、「損失と他の利益を相殺する」ことができません。だからこそ基本は長期保有で損切りを急がず、時間でリスクをならすことが大切です。
2025年の最新トレンド:NVIDIA株と新NISA人気の拡大
2025年は新NISA制度の2年目です。口座数はすでに約1,920万口座を突破し、投資信託の流入額も大きく増えています。特に人気なのは「オルカン」と「S&P500」。巨大な資金がインデックス投信に流れている状況です。
そしてNVIDIA関連では、AI投資の勢いが続いています。NVIDIAはAIサーバー市場の中心に位置し、AI半導体の供給やGPUの進化が株価を押し上げてきました。そのため、NVIDIAを含む米国株ファンドの資金流入はさらに増える見込みがあります。
より詳しくNVIDIAの市場分析を知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。
AIサーバー市場のNVIDIA支配力|2020〜2025徹底分析
まとめ:NVIDIAの成長に乗りつつ、リスクを抑えて投資を始めよう
NVIDIAの成長は魅力的ですが、初心者が個別株だけで勝負する必要はありません。むしろ、全世界株式やS&P500などのインデックス投信を軸にしながら、少額だけNVIDIA株を保有する方法が現実的です。
新NISAを活用すれば、非課税で長期積立ができます。毎月の積立が未来の大きな資産につながります。特に複利の効果は強力で、早く始めるほど有利になります。
次に読むべきおすすめは、初心者向けのこちらの記事です。
投資初心者が失敗しないために知っておきたい5つのこと
よくある質問(FAQ)
NVIDIA株はNISAで買えますか?
はい。成長投資枠で購入できます。ただし値動きが大きいため、投資信託との併用がおすすめです。
初心者は何から買えばいいですか?
まずは低コストのインデックス投信がおすすめです。特に「オルカン」や「S&P500」は定番です。
NISAで損をすることはありますか?
値動きがある以上、短期では損が出ることもあります。しかし長期積立を続ければ、成果が安定しやすい傾向があります。